起業の壁「やってみたけどダメでした」から抜け出す!
成長の6フェーズを知り、絶望を飛躍に変えるマインド
「毎日ブログを書いたのに、誰からも申し込みが入りません」
「教わった通りにSNSを発信してみたけど、ダメでした」
起業して新しいことに挑戦し始めたとき、多くの人がこの「やってみたけどダメでした」という壁にぶつかります。そして、「自分には才能がないんだ」「このビジネスは向いていなかったんだ」と自分を納得させ、元の生活へと戻っていくのです。
しかし、起業の世界において、「やってみたけどダメでした」は禁句です。1回やってダメなら、10回やり方を変えて試すのが起業家だからです。
では、なぜ人は「少しやってみてダメだった」だけで、いとも簡単に諦めてしまうのでしょうか?
それは、あなたの能力や意志力が低いからではありません。単に、「人が挑戦し、達成するまでに必ず通る“成長の法則”」を知らないからです。
今回は、海外のトップ起業家も提唱する「成長の6フェーズ」を紐解き、絶望的な状況を飛躍(ブレイクスルー)に変えるためのマインドセットをお伝えします。
誰もが必ず通る「成長の6フェーズ」とは?
純資産1000億円を超えるアメリカの若き起業家、アレックス・ホルモジ氏は、人が新しいことに挑戦し、目標を達成するまでには、例外なく以下の「6つのフェーズ(段階)」を通ると語っています。
【フェーズ1】根拠のない希望
「SNSを使えば月10万円稼げるかも!」「起業して自由になろう!」という、期待に胸を膨らませているお花畑の状態です。まだ始めていないので、どれだけ大変かがわかっていません。
【フェーズ2】情報による絶望
実際に始めてみると、膨大な作業量や覚えるべき専門知識の多さに直面します。「こんなにやることがあるのか…」と、現実の厳しさを突きつけられます。
【フェーズ3】どん底経験
数ヶ月頑張って発信を続けても、フォロワーは増えず、売り上げはゼロ。「こんなに時間をかけているのに、全く結果が出ない」という、理想と現実の強烈なギャップに苦しむ時期です。
【フェーズ4】失敗(挫折)
フェーズ3のどん底に耐えきれず、99%の人がここで諦めます。「やっぱり自分には無理だった」「時間もお金もなかった」と正当な理由を見つけ出し、挑戦を放棄します。
【フェーズ5】根拠のある希望
諦めずに一点集中で改善を続けた1%の人だけに訪れるブレイクスルーの兆しです。突然「あ、こうすればいいのか!」という法則やコツを掴み、確かな手応え(根拠のある希望)を感じ始めます。
【フェーズ6】達成
フェーズ5に到達すれば、あとは時間の問題です。当たり前のように結果が出始め、目標を達成します。
「やってみたけどダメでした」の正体
いつまでも成功できない人の典型的なパターンは、「フェーズ1からフェーズ4の間を無限ループしていること」です。
新しいノウハウを見つけては「今度こそ稼げるかも(フェーズ1)」と飛びつき、現実の壁にぶつかり(フェーズ2・3)、結果が出ないからとすぐに諦めてしまう(フェーズ4)。そしてまた別のノウハウを探す……。セミナージプシーやノウハウコレクターになってしまう原因はここにあります。
そもそも、最初から予想通りの結果が出ることはありません。
結果が出ない(予想と違う現実が目の前に現れた)ということは、あなたが失敗したわけではなく、「ちゃんと打席に立ってバットを振った証拠」なのです。
「やってみたけどダメでした」と他責(ノウハウや環境のせい)にして立ち止まるのではなく、その結果をデータとして受け止め、「では、次はどう工夫すればうまくいくか?」仮説とPDCAを回し続けること。それが、フェーズ3からフェーズ5へと抜け出す唯一の方法なのです。
絶望を飛躍に変える2つのカギ
では、誰もが苦しむ「フェーズ3(どん底)」を乗り越え、フェーズ5へと進むためには何が必要なのでしょうか?
① エフィカシー(自己効力感)を絶対に下げない
結果が出ないとき、人は無意識に「やっぱり私はダメなんだ」と自分を責め、エフィカシー(自分にはできるという確信)を下げてしまいます。
しかし、結果が出ないのはアプローチが間違っていただけであり、あなたの「存在価値」や「能力」が否定されたわけではありません。
「他の人にできたのだから、私にも必ずできるはずだ」
このマインドを持ち、決してエフィカシーを下げないでください。確信度が落ちなければ、何度でも立ち上がり、やり方を改善し続けることができます。
② 「Want to(やりたい)」で行動を満たす
気合いや根性でどん底を乗り切ろうとすると、必ずエネルギー切れを起こします。人間は「やらなきゃいけない(Have to)」ことに対しては、長期間耐えられないようにできているからです。
フェーズ3を乗り越える人たちは、歯を食いしばって努力しているわけではありません。「息をするように自然とやってしまうこと」「苦にならずに没頭できること」でビジネスを構築しているのです。
時間を忘れて情報収集してしまうこと、人に教えるのが楽しくて仕方ないこと。そうした自分の「才能」や「情熱」を行動とリンクさせることができれば、どん底の期間であっても「改善すること自体が楽しい」という状態(ドーパミンが出ている状態)になり、難なく継続することができるのです。
どん底は「飛行機が離陸する直前」である
人間の成長やビジネスの売り上げは、一直線の右肩上がりには伸びません。
最初はどれだけ努力しても全く結果が出ない「低迷期」が長く続きますが、ある日突然、点と点が繋がり、爆発的に伸びる瞬間が訪れます(シグモイド曲線)。
今、あなたがフェーズ3のどん底にいて、「やってみたけどダメでした」と諦めそうになっているのだとしたら。
それは、飛行機が飛び立つ瞬間の、一番燃料を消費している重くて苦しい時期にいるということです。しかし、そこを耐え抜き、一度ふわりと宙に浮いてしまえば、あとは驚くほどスムーズに空を飛ぶことができます。
結果が出ないのは、失敗ではありません。あなたが大きな飛躍を遂げるための「助走」に過ぎないのです。
「絶対にこの未来を実現する」という高いゴールを見据え、エフィカシーを保ちながら、今日できる小さな改善を続けていきましょう。